くらしの健康診断
2024年11月20日 [くらしの健康診断]
いつまでもお元気でいられる秘訣
みなさん、こんにちは!
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
被後見人の方のご自宅や施設を定期的に訪問し、体調を崩されていないか?、お困りごとはないか?ご様子をお伺いするようにしています。
障害のある方の中には20代の方もいらっしゃいますが、50代後半〜90代後半の方が多いです。
80代、90代になると皆さん、「思うように体が動かないわ」「神経痛なのか関節が痛いわ」等と体の不調を訴えることが多くなりますが、気持ちの上でイキイキハツラツとされている方には目を見張るものがあります。
ご高齢になってもお元気でいらっしゃる方に共通する特徴をあげてみます。
<当所がサポートしている方のエピソード>
戦後すぐに作られ、今はあまり認知されていない幻の「ラジオ体操第3」をYouTubeで覚えて完ぺきにできるようになった80代前半の女性がいらっしゃいます。その方は認知症を患っており、短期記憶を保持するのが苦手ですが、ラジオ体操第3は最近覚えられました。もともと体を動かしたりするのが大好きで、ラジオ体操の音楽を聴くだけで自然と体が動くそうで、ラジオ体操第1・2・3まで休みなく一通り行うのが日課だそうです。
<当所がサポートしている方のエピソード>
高齢者施設に入居中の90代後半の女性は、居室内のミニキッチンで自炊生活を続けています。そこの施設では、希望すれば食事も提供してくれますが、ご自身で食材の宅配を利用し三食、必ず作っているそうです。
その方曰く「料理のメニューを考え、実際に手順を考え、手を動かすことはボケ防止になる」とのこと。
お隣の入居者のリクエストで手間暇がかかる煮豆を作ってあげるなど、食べ物を通じてコミュニケーションを図っているそうです。
栄養豊富でバランスの良い食事を心がけることは大切ですが、好きなものを中心に食事のメニューを考えることもひとつの楽しみなのかなぁと思います。(病気で食べ物の制約があったりする方は別です)
ご高齢になると活動範囲が制限されるので、なかなか新しい交友関係を作るのが難しい方が多いです。また、家族や友人と会う機会も限られますから、関係性を維持するのも一苦労です。
<当所がサポートしている方のエピソード>
90代前半の男性はまだお身体が動くうちは移動支援のヘルパーさんを伴い、デパートにお中元・お歳暮の注文に行くことを欠かしませんでした。
車いす生活で外出がままならない状態になった今では、デパートからカタログを取り寄せて注文することを続けています。
また、年賀状を出すことも欠かしません。
ご本人にとってはご自身の生きている証・存在証明になっているようです。
<当所がサポートしている方のエピソード>
夫が数年前に急逝した70代前半の女性の方は、夫の死を嘆き悲しんで、夜眠れない、食事が食べられない状態になり、うつ病と診断されました。家でふさぎ込んでいる時にラジオから聞こえてきた歌をきっかけに、ある歌手の存在を知り、人生で初めてファンができたそうです。
いわゆる「押し活」にはまったことで、これまで使ったことのなかったスマートフォンを持ち、Youtubeで音楽を聴くことを覚えました。
その歌手のライブに行くために、これまで躊躇していた、人工股関節の手術を受けることにもチャレンジしました。そして退院後のリハビリを経て、ついにライブデビューを果たされました。
1〜4の項目で紹介した方に共通するのは、「前向きなところ」だと思います。
具体的には下記のようなことが挙げられます。
・与えられることを待つのではなく、自分で楽しみをみつけ自分の機嫌は自分でとる、
・日々の生活の中からささやかな幸せを探す
・感謝の気持ちを忘れない
・失敗しても大丈夫、自分だったらと自分のことを信じる
・今日よりも明日はもっと楽しい一日がやってくると希望を持つ など
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
被後見人の方のご自宅や施設を定期的に訪問し、体調を崩されていないか?、お困りごとはないか?ご様子をお伺いするようにしています。
障害のある方の中には20代の方もいらっしゃいますが、50代後半〜90代後半の方が多いです。
80代、90代になると皆さん、「思うように体が動かないわ」「神経痛なのか関節が痛いわ」等と体の不調を訴えることが多くなりますが、気持ちの上でイキイキハツラツとされている方には目を見張るものがあります。
ご高齢になってもお元気でいらっしゃる方に共通する特徴をあげてみます。
1.定期的に運動する
若いころのようにジョギングしたり、ウォーキングしたり長時間の運動ができなかったとしても負担の少ない運動をとりいれることが大切です。<当所がサポートしている方のエピソード>
戦後すぐに作られ、今はあまり認知されていない幻の「ラジオ体操第3」をYouTubeで覚えて完ぺきにできるようになった80代前半の女性がいらっしゃいます。その方は認知症を患っており、短期記憶を保持するのが苦手ですが、ラジオ体操第3は最近覚えられました。もともと体を動かしたりするのが大好きで、ラジオ体操の音楽を聴くだけで自然と体が動くそうで、ラジオ体操第1・2・3まで休みなく一通り行うのが日課だそうです。
2.食への関心をもつ
食事は生きるために不可欠ですが、心の栄養、人との関係性にもつながります。<当所がサポートしている方のエピソード>
高齢者施設に入居中の90代後半の女性は、居室内のミニキッチンで自炊生活を続けています。そこの施設では、希望すれば食事も提供してくれますが、ご自身で食材の宅配を利用し三食、必ず作っているそうです。
その方曰く「料理のメニューを考え、実際に手順を考え、手を動かすことはボケ防止になる」とのこと。
お隣の入居者のリクエストで手間暇がかかる煮豆を作ってあげるなど、食べ物を通じてコミュニケーションを図っているそうです。
栄養豊富でバランスの良い食事を心がけることは大切ですが、好きなものを中心に食事のメニューを考えることもひとつの楽しみなのかなぁと思います。(病気で食べ物の制約があったりする方は別です)
3. 人とのつながりを大切にする
これまで出会ってきた人との関係性をふりかえり、大切にしたいと思う人とのつながりを維持していくことが大切です。ご高齢になると活動範囲が制限されるので、なかなか新しい交友関係を作るのが難しい方が多いです。また、家族や友人と会う機会も限られますから、関係性を維持するのも一苦労です。
<当所がサポートしている方のエピソード>
90代前半の男性はまだお身体が動くうちは移動支援のヘルパーさんを伴い、デパートにお中元・お歳暮の注文に行くことを欠かしませんでした。
車いす生活で外出がままならない状態になった今では、デパートからカタログを取り寄せて注文することを続けています。
また、年賀状を出すことも欠かしません。
ご本人にとってはご自身の生きている証・存在証明になっているようです。
4.知的好奇心をもつ
脳を活性化させるためには、新しいことに挑戦したり、興味を持つことが大切です。<当所がサポートしている方のエピソード>
夫が数年前に急逝した70代前半の女性の方は、夫の死を嘆き悲しんで、夜眠れない、食事が食べられない状態になり、うつ病と診断されました。家でふさぎ込んでいる時にラジオから聞こえてきた歌をきっかけに、ある歌手の存在を知り、人生で初めてファンができたそうです。
いわゆる「押し活」にはまったことで、これまで使ったことのなかったスマートフォンを持ち、Youtubeで音楽を聴くことを覚えました。
その歌手のライブに行くために、これまで躊躇していた、人工股関節の手術を受けることにもチャレンジしました。そして退院後のリハビリを経て、ついにライブデビューを果たされました。
5.前向きな考え方をする
生きていると嫌なことや苦しいことは避けてとおれません。しかし、それに囚われて、いつまでもくよくよするのではなく、気持ちを切り替えることで心の健康を保つことができると思います。1〜4の項目で紹介した方に共通するのは、「前向きなところ」だと思います。
具体的には下記のようなことが挙げられます。
・与えられることを待つのではなく、自分で楽しみをみつけ自分の機嫌は自分でとる、
・日々の生活の中からささやかな幸せを探す
・感謝の気持ちを忘れない
・失敗しても大丈夫、自分だったらと自分のことを信じる
・今日よりも明日はもっと楽しい一日がやってくると希望を持つ など