くらしの健康診断
2024年03月29日 [くらしの健康診断]
見えない財産?!
みなさん、こんにちは!
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしているだけではなく、ケアプラザや区役所と連携して親族や社会福祉士などが後見人に就任する際に必要な戸籍の収集や申立資料の作成などを担当しています。
以前と比べて大変となってきた財産調査の一端が垣間見られる話を通じて、皆さんにぜひ今日から取り組んでいただきたいことをお伝えします。
今は公共料金をはじめ様々な支払いをクレジットカード払いにまとめている方も多く、何にいくら使っているのか把握しにくいです。
クレジットカードの明細だけではなく公共料金の明細も紙面で発行しない(希望する場合は有料)流れになっていることも把握の難しさにつながっています。
しかし、最近ではネット銀行やネット証券を使って取引を行っている方が増えています。
開設書類を書面で交付されるところばかりではなく、メールで通知が届くだけの場合もあります。また、取引していることがわかる通帳やカード自体発行されず、口座をもっていることすらわからない場合も多いです。
以前、当所で遺産整理を担当した際に、ご遺族から「亡くなった方のスマートフォンのロックがかかっていて解除できないのでなんとかしてほしい」とご依頼がありました。ネット銀行を複数利用している方だったので、ロック解除さえできれば、アプリに自動ログインできるのではないかとのことでした。
ご本人にまつわる様々な数字を組み合わせてなんとかアプリにたどりつき、ネット銀行にアクセスし初めて財産の全貌をご遺族が知ることになりました。
その時に貴重な財産のありかを親族に伝えるための唯一の手段は、元気なうちに一覧表にまとめて、どこにその一覧表を保管しているか親族にお知らせしておくことです。
最近では不正アクセスを防ぐために、暗証番号、ID、パスワードなど複数の情報を組み合わせで使用しますし、本人しかわからない秘密の質問(好きな食べ物は?、初めて飼ったペットの名前は?など会社によって異なる)の答えを登録しておく場合もあります。
一覧表にまとめてみると、どの場合にどの情報が必要なのか一目瞭然ですし、利用頻度の少ない口座やアプリの発見にもつながるのでお勧めです。
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしているだけではなく、ケアプラザや区役所と連携して親族や社会福祉士などが後見人に就任する際に必要な戸籍の収集や申立資料の作成などを担当しています。
以前と比べて大変となってきた財産調査の一端が垣間見られる話を通じて、皆さんにぜひ今日から取り組んでいただきたいことをお伝えします。
生活費が把握できない?!
一昔前は銀行の通帳を記帳し収支の流れを確認すれば、水道光熱費、新聞代、医療保険料などの支出が明確で生活の様子が手にとるようにわかりました。今は公共料金をはじめ様々な支払いをクレジットカード払いにまとめている方も多く、何にいくら使っているのか把握しにくいです。
クレジットカードの明細だけではなく公共料金の明細も紙面で発行しない(希望する場合は有料)流れになっていることも把握の難しさにつながっています。
財産が見えない?!
銀行や証券会社の取引の有無は通帳やキャッシュカード、定期的に送付されてくる定期預金の満期のお知らせや証券取引報告書が手がかりになります。しかし、最近ではネット銀行やネット証券を使って取引を行っている方が増えています。
開設書類を書面で交付されるところばかりではなく、メールで通知が届くだけの場合もあります。また、取引していることがわかる通帳やカード自体発行されず、口座をもっていることすらわからない場合も多いです。
財産はスマホの中にある?!
ペーパレス化やオンライン化の流れで、インターネット上のサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力しないと預金残高や証券の株数が把握できない場合もあります。以前、当所で遺産整理を担当した際に、ご遺族から「亡くなった方のスマートフォンのロックがかかっていて解除できないのでなんとかしてほしい」とご依頼がありました。ネット銀行を複数利用している方だったので、ロック解除さえできれば、アプリに自動ログインできるのではないかとのことでした。
ご本人にまつわる様々な数字を組み合わせてなんとかアプリにたどりつき、ネット銀行にアクセスし初めて財産の全貌をご遺族が知ることになりました。
もしもの場合に備えましょう!
年齢にかかわらず、誰しもが事故や病気で自分の意思を他者に伝えられなくなってしまう可能性があります。その時に貴重な財産のありかを親族に伝えるための唯一の手段は、元気なうちに一覧表にまとめて、どこにその一覧表を保管しているか親族にお知らせしておくことです。
最近では不正アクセスを防ぐために、暗証番号、ID、パスワードなど複数の情報を組み合わせで使用しますし、本人しかわからない秘密の質問(好きな食べ物は?、初めて飼ったペットの名前は?など会社によって異なる)の答えを登録しておく場合もあります。
一覧表にまとめてみると、どの場合にどの情報が必要なのか一目瞭然ですし、利用頻度の少ない口座やアプリの発見にもつながるのでお勧めです。